【目的別】半導体の学習におすすめ書籍5選!

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近年、半導体はスマートフォン、自動車、AI、IoTなど、あらゆる分野で不可欠な存在となっています。
半導体業界に興味を持つ方や転職・就職を検討している方にとって、基礎知識を身につけることは非常に重要です。

そこでこの記事では、次の目的別におすすめの書籍をまとめました。

  1. 入門書
  2. 半導体業界・ビジネス関連
  3. 半導体プロセス

これから学習を始める初心者向けから、知識を深めたい中級者向けの内容の書籍を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

入門書

新・半導体工場のすべて 設備・材料・プロセスからAI技術の活用まで

引用元:ダイヤモンド社

半導体工場の全体像を理解するための入門書で、2025年3月にダイヤモンド社から発行されました。
元NECの技術者である菊地正典氏が、半導体製造の全工程を「工場」を軸に解説した大好評ロングセラーの最新版です。

工場内の構造から製造プロセス(前工程/中工程/後工程)、検査・出荷体制まで広く学べる一冊です。

新項目・新章として、3D積層技術・GAAトランジスタ・超微細露光技術など次世代技術や、AIを活用した工場管理手法といった詳解が追加されています。

半導体業界志望の新卒・転職者や製造現場の改善を担うエンジニアにおすすめです。

図解入門よくわかる最新半導体の基本と仕組み

引用:秀和システム

「図解入門」シリーズは、半導体の基礎や製造プロセスを図解でわかりやすく解説する入門書として高い評価を受けています。
本書は、半導体の誕生から半導体材料の特性(シリコンの性質・P型/N型半導体)、LSIの設計・製造プロセス、最新デバイスまでを体系的に解説しています。

半導体の基礎技術から最新情報まで、知識ゼロでも全体像がつかめる構成となっています。
章ごとに図や工程図を豊富に掲載し、初心者でも理解しやすい内容です。

半導体業界・ビジネス関連

図解即戦力 半導体業界の製造工程とビジネスがこれ1 冊でしっかりわかる教科書

引用元:技術評論社

本書は、半導体業界の構造や製造プロセス、ビジネス動向まで、図解で体系的に学べる定番の入門書です。

半導体業界の歴史や最新動向、国際競争力、サプライチェーンの課題、各企業の特徴、将来性など、ビジネスパーソンが知っておきたいポイントも解説。
業界全体を俯瞰したい方に最適です。

半導体業界への就職や転職を考える学生・社会人にとって、業界研究にも有用な情報がまとめられています。

新・半導体産業のすべて AIを支える先端企業から日本メーカーの展望まで

引用元:ダイヤモンド社

「半導体産業のすべて」は、半導体業界の市場規模、成長要因、最新技術、課題、そして今後の展望まで、産業全体の構造と現状を体系的に解説する書籍です。
著者は、前述の「新・半導体工場のすべて」と同じ菊地正典氏で、本書も全面的にアップデートされました。

複雑な産業構造と関連企業を半導体の製造工程にそって網羅的に解説しています。
生成AI以後の激変を反映し、新章として「半導体の先端技術の動向」と「世界の半導体トップ企業38社」の解説が追加されています。

半導体業界を網羅的に理解したいビジネスパーソンや学生、技術者に最適な一冊です。

半導体プロセス

図解入門 よくわかる最新半導体プロセスの基本と仕組み

引用元:秀和システム

本書も「図解入門」シリーズで、シリコンが半導体になるまでの製造工程を俯瞰し、プロセスごとの詳細を図解で解説しています。

256ページのボリュームで、工程ごとのポイントや最近の動向もカバーしています。

半導体の仕組みや製造工程を基礎から体系的に学びたい方、ビジネスや技術の現場で全体像を把握したい方に最適な入門書です。

まとめ

半導体は非常に幅広い分野をカバーしており、物理・化学の基礎から、製造技術、国際的なビジネス戦略にまで及びます。

本記事で紹介した書籍を活用し、半導体の知識を体系的に身につけて、業界でのスキルアップやキャリア形成にぜひ役立ててください。