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就職や転職で職場選びに悩んではいないでしょうか?
働きやすい環境を探す際のポイントのひとつが離職率です。離職率の低さで、職場の満足度や働きやすさを判断する事ができます。
社員を大切にする社風、働きやすい環境、充実した福利厚生、そして一人ひとりのキャリアを支援する姿勢—。こうした要素が揃っている企業では、自然と離職率が低くなる傾向にあります。
このような企業で働くことは、あなたのキャリアにとって大きな意味を持ちます。安定した環境の中で、着実に経験を積み、スキルを磨いていくことができるからです。
本記事では、就職四季報総合版2025-2026から3年後の離職率が5%以下の半導体関連企業を11社を抽出しました。
ぜひ就職や転職活動の参考にしてみてください。
3年後の離職率とは、新卒入社した社員が入社後3年以内に離職した割合を示す指標です。この指標は企業の人材定着状況を把握する上で重要視されています。
3年後の離職率が低い企業には、次のような共通点があります。
- 業界・事業の特徴
- 社歴が長く、安定感のある事業を展開している企業が多い
- 労働環境
- 残業が少ない
- 充実した福利厚生
- 柔軟な勤務制度
- 高い有給休暇消化率
- 人材育成・評価
- 適切な人事評価制度
会社名 | 3年後の離職率(%) | 平均年収(万円) |
---|---|---|
セイコーグループ | 0 | 833 |
レーザーテック | 0 | 1581 |
ソニーグループ | 0.35 | 1101 |
東京エレクトロン | 0.4 | 1398 |
浜松ホトニクス | 2.1 | 772 |
東京応化工業 | 2.6 | 872 |
ヤマハ | 2.8 | 893 |
AGC | 3 | 863 |
SUMCO | 3.6 | 679 |
三菱電機 | 4.6 | 892 |
セイコーエプソン | 4.9 | 800 |
上記が離職率が低い半導体関連企業のランキングです。
次にそれぞれの特徴を紹介します。
セイコーグループ
セイコーグループの3年後の離職率は0%です。
セイコーグループは、東京都に本社を置く精密機器メーカーです。
日本を代表する時計メーカーで、1881年に服部金太郎が創業した服部時計店を起源とし、140年以上の歴史を持つ老舗企業です。
時計製造で培った技術を活かし、様々な分野に事業を展開しています。半導体関連の事業としては、デバイスソリューション事業で、水晶振動子や水晶発振器用IC、赤外線センサーモジュールなどの電子部品や精密部品の開発製造をしてます。
レーザーテック
レーザーテックの3年後の離職率は0%です。
レーザーテックは、神奈川県に本社を置く電気機器メーカーです。
半導体マスク欠陥検査装置を中核とした、半導体関連装置を中心に開発・製造・販売を行っています。独自の光応用技術を強みに、半導体の微細化や高性能化に貢献しています。
ソニーグループ
ソニーグループの3年後の離職率は0.35%です。
ソニーグループは、東京都に本社を置く電気機器メーカーです。
1950年代、ベル研究所からトランジスタの製造ライセンスを取得し、世界初のトランジスタラジオの製造に成功して、「世界初」「日本初」の製品を多数開発しています。
エレクトロニクス製品から金融、エンターテインメントまで幅広い事業を展開しています。半導体関連の事業としては、CMOSイメージセンサーの開発・製造を行っています。
東京エレクトロン
東京エレクトロンの3年後の離職率は0.4%です。
東京エレクトロンは、東京都に本社を置く電気機器メーカーです。
半導体製造装置とフラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置を提供する日本の大手企業です。リソグラフィープロセスにおいてフォトレジストの塗布と現像を行うコータ/デベロッパーは全世界で90%のシェアがあり、半導体製造装置売上高で世界第4位となっています。
浜松ホトニクス
浜松ホトニクスの3年後の離職率は2.1%です。
浜松ホトニクスは、静岡県に本社を置く光関連の電気機器メーカーです。
半導体レーザー、フォトダイオード、光電子増倍管、X線管、分析用光源など光関連で高い技術力を持っています。柱の光電子増倍管は超微弱な光を感知・増幅し、電気信号に変換する装置で、世界シェア9割です。
半導体製造関連機器では、半導体故障解析装置などを製造しています。
東京応化工業
東京応化工業の3年後の離職率は2.6%です。
東京応化工業は、神奈川県に本社を置く化学メーカーです。
1962年に半導体用フォトレジストの国産化を実現。半導体製造に不可欠なフォトレジストをフルラインナップで提供しており、半導体フォトレジストでグローバルシェアNo.1となっています。
ヤマハ発動機
ヤマハ発動機の3年後の離職率は2.6%です。
ヤマハ発動機は、静岡県に本社を置く楽器や音響機器を中心に幅広い事業を展開するメーカーです。
ヤマハ発動機の半導体関連事業としては、子会社であるヤマハロボティクスホールディングスが半導体製造装置(後工程)事業を展開しています。
AGC
AGCの3年後の離職率は3%です。
AGC(旧旭硝子)は、東京都に本社を置く世界最大級のガラスメーカーです。
祖業のガラス技術を基盤に、半導体産業向けの高機能材料分野で競争力を持っています。特にEUV露光用マスクブランクスとセリアスラリーという、最先端チップの製造に欠かせない2つの部材を供給しています。
SUMCO
SUMCOのの3年後の離職率は3.6%です。
SUMCOは、東京都に本社を置く半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う専業メーカーです。
単結晶製造工程とウエハ加工工程に特化して、シリコンウエハ市場で信越化学に次ぐ世界第2位のシェアを持っています。
三菱電機
三菱電機の3年後の離職率は4.6%です。
三菱電機は、東京都に本社を置く総合電機メーカーです。
幅広い事業を展開をしており、特にFA分野やパワー半導体分野で強みを持ち、グローバルに事業を展開しています。半導体・デバイス事業は、パワーデバイスや高周波デバイス、光デバイス、赤外線センサなどを取り扱っています。
セイコーエプソン
セイコーエプソンの3年後の離職率は4.9%です。
セイコーエプソンは、長野県に本社を置く精密機器メーカーです。
プリンターやプロジェクター、パソコン、スキャナーといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造、さらに産業用ロボットや小型射出成形機などの産業用機器の製造を行ってます。
半導体事業では時計用ICをルーツとし、LCDドライバ、ASIC、マイクロコントローラ等に事業領域を拡大させています。
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本記事では、半導体業界で3年後の離職率が低い企業を紹介しました。
半導体業界は、デジタル社会の基盤を支える成長産業として注目を集めています。この分野で働くことは、将来性のある市場で専門性を磨けるという大きな魅力があります。
離職率の低さは、その企業が提供する「働きやすさ」を示す重要な指標です。安定した環境で長く働ける企業では、着実なキャリア形成はもちろん、ライフワークバランスも充実しやすくなります。
つまり、成長産業×働きやすい環境。この掛け算が、あなたの充実したキャリアを支える土台となるのです。
- 「就職四季報 総合版2025-2026」、東洋経済新報社 (2023/11/29)