30代で異業界へ転職した体験談を紹介【自動車業界から半導体業界】

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転職しようか悩んでます。

30代で異業界への転職は難しいですか?

さんのう
さんのう

35歳の時に自動車業界から半導体業界に転職した私の体験談を紹介します。

転職を考える動機はいろいろありますよね。

  • 労働条件がブラック
  • 仕事内容が希望と異なる、合わない …
  • 年収が低い、上がらない …
  • 会社や業界の将来性、成長性に不安 …
  • 人間関係の不満

30代にもなるとライフステージが変わって、年収やワークライフバランスを重視して転職を考える人は多いです。

今でこそ転職が一般的になりつつありますが、新卒で入社した頃は、定年まで勤め上げるつもりで今の会社に入社した人も多いと思います。私も転職するつもりはありませんでしたが、職場への不満から転職を決意しました。

本記事では、30代で自動車業界から半導体業界に転職した体験談をお伝えします。

さんのう
さんのう

半導体業界に限らず、異業界に転職を考えている方も参考してみてください。

当時の私のプロフィール

前職での私のプロフィールです。

  • 年齢:35歳
  • 家族構成:既婚、子ども3人(0歳、3歳、6歳)
  • 業種:自動車部品を製造する地方の中小企業
  • 職種:生産技術のエンジニア
  • 年収:500万円
  • 残業時間:40時間/月

前職は、大学の新卒入社をして約13年働きました。業務内容は、生産技術課で設備の導入や保全などを担当していました。

年収は、一般的な平均年収と言われる458万円を上回っていました。

会社自体は注文が多く入っていたので業績は良かったです。その反面、長時間労働が状態化して残業時間が多めでした。

長子が小学校に入学、子どもの誕生と変化の多いタイミングで転職活動をおこないました。特に転職を急いではいなかったので、いい条件の転職先があればという軽い気持ちでした。

30代で転職しようと思った理由

私が30代になって転職を決意した理由は以下の3つです。

  • 年収を上げたい
  • ワークライフバランスを改善したい
  • 仕事の実績を評価してもらえない

実際に感じていた理由と考え方を解説していきます。

年収を上げたい

3人目の子どもが生まれたタイミングでもあったので、将来の養育費などの金銭面の不安がありました。

年収を上げるためには出世が王道ですが、責任が重くなり、働く時間が増えるので出世願望はありませんでした。

年収は500万円ほどありましたが、人事制度的には平社員の上限で、ここ数年はほぼ横ばいでした。上昇する見込みは少なかったです。

ワークライフバランスを改善したい

こちらも子どもが関係していますが、残業時間や休日出勤を減らしたい思いがありました。

2時間の残業をすると帰宅が20時頃になったり、月に1、2回の休日出勤で妻に負担をかけていました。

共働き家庭でもあるので、妻の育休が明けたら更に負担が大きくなることが予想できました。

仕事の実績を評価してもらえない

人事評価の面談で上司に実績をアピールしていましたが、なかなか評価をしてもらえませんでした。

評価のフィードバックもなく、基準もブラックボックスだったので、どのように仕事に取り組めばいいのか悩む時期でもありました。

30代で異業界に転職するためのノウハウ

リスクを取って転職するからには、今の職場よりもいい条件の職場で働きたいですよね。ただ闇雲に転職活動をしても、いい転職先に巡り会えるとは限りません。

ここでは、私が実践した戦略を2つ紹介します。

  • 「軸ずらし転職」を実践する
  • 成長産業から転職先を選ぶ

それでは詳しく解説します。

「軸ずらし転職」を実践する

「軸ずらし転職」とは、有名な兼業サラリーマンであるmotoさんが書籍を通して提唱した言葉です。

年収というのは、「職種」と「業界」が大切な要素となっています。基本的な年収は業界×職種によって決まります。

「軸ずらし転職」とは次のように、「職種、業界のどちらか一方だけをずらしていく戦略」のことです。

「軸ずらし転職」の戦略
  • 同じ「職種」のまま、「業界」だけ変える
  • 同じ「業界」のまま、「職種」だけ変える

さらに次の3つの要素で最終的な年収が決まります。

年収が決まる3つの要素
  • 年齢(年功序列で年収が上がる)
  • 会社の規模(大企業か中小企業かで年収が変わる)
  • 役職(役職が上がれば年収が上がる)

年収が下がっても良いなら同職種で同業界への転職が経験をアピールがしやすく楽で簡単な方法です。

しかし、「軸ずらし転職」には年収アップなどのメリットがあるのでチャレンジする価値はあります。

さんのう
さんのう

実際に私の場合は、求人の募集要項には「半導体業界の経験者」と記載されていましたが、書類選考が通りました。

成長産業から転職先を選ぶ

なぜ半導体業界に転職しようと思ったのかというと、今後も成長する見込みがあると思ったからです。

半導体は、スマートフォンや家電、自動車などの様々な物に使用されており、生活に不可欠なものです。コロナ禍の半導体不足を経て、長期的に見れば半導体市場は伸びていくと予想されています。

また、半導体を製造するためには多額の設備投資や高い技術力が必要になるので参入障壁が高い業界です。一般的に参入障壁が高い業界は、長期的に高い利益率を保つことができるので、ホワイト企業である確率が高いと言われています。

他にも次のような業界が成長産業と言われています。

主な成長産業
  • IT業界
    最近はAIの注目度が高くなり、人材不足も相まっておすすめ業界。
  • デジタルエンタメ業界
    VRやARの動画配信サービスなどの人気が高まって市場規模が拡大しています。また、サブスクが一般的になり、収益構造が安定している業界です。
さんのう
さんのう

5年後、10年後のことを考えると、右肩上がりの業界に身を置くことが筋の良い選択です。

転職エージェントを活用する

転職活動をする際は、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを利用することで、書類作成や面接対策のアドバイスやサポートを受けれたり、企業との面接日程の調整など、転職活動の効率化ができます。

また、求職者にとって完全無料で利用できます。企業側が成功報酬として費用を負担するため、経済的な負担なく専門的で手厚いサポートを受けられます。

似たようなサービスで「転職サイト」がありますが、「転職サイト」と「転職エージェント」は全然違うサービスです。

違いをまとめたものが下の表です。

転職エージェント転職サイト
求人の質厳選されている質の低い求人もある
求人の探し方紹介してもらえる自分で探す
職務履歴書の添削
面接対策
協力してくれる自分でする
日程調整
条件交渉
代行してくれる自分でする

次に当ブログでおすすめしている転職エージェントの紹介です。

それぞれでしか扱っていない案件があったり、相性のいい担当者にあたる可能性があるので複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。

おすすめ転職エージェント①:タイズ

タイズは、日本でも数少ないメーカー専門の転職エージェントです。パナソニック・ダイキン・村田製作所など日本を代表する大手優良メーカーへの転職支援実績があります。

大手エージェントが全国・全業種に対応しているのに対し、タイズはメーカー領域に焦点を当てています。この専門性には、以下のメリットがあります。

タイズを利用するメリット
  • メーカーの仕事内容を細かいところまで把握
  • 転職の課題や悩みをしっかり理解
  • 企業や市場について深い知識を持っている
  • 応募書類添削や面接対策の質が高く、合格率が向上

また、タイズは「アナログマッチング®」と呼ばれる独自の手法を採用しています。この手法の特徴は、「年齢・職種・勤務地・年収」+「社風・働きごこち」 といった情報からコンサルタントが厳選した求人を紹介してくれます。

\大手メーカーへの転職実績多数/

タイズの公式サイトを確認する

さんのう
さんのう

現在、中小メーカーでエンジニア・技術者として働いている方も、軸すらし転職で労働条件の良い大手企業で働けるチャンスは十分にあります。

おすすめ転職エージェント②:半導体Jobエージェント

半導体Jobエージェントの公式サイトを確認する

さんのう
さんのう

半導体業界は今後も成長が見込めるので、おすすめの業界です。

転職活動の結果

最終的には半導体部品メーカーから内定をいただき、転職活動の結果は次のようになりました。

  • 活動期間:4ヵ月
  • 応募数:3社
  • 内定:1社

条件も次のように前職より良くなりました。

  • 業種:半導体部品を製造する大手企業のグループ会社
  • 職種:生産技術のエンジニア
  • 年収:620万円
  • 残業時間:10時間/月

唯一のマイナスポイントは、通勤時間が往復30分から60分に伸びたことぐらいです。

まとめ

結論として、リスクを取って転職して本当に良かったです。

残業時間が減ったので家族との時間が増えましたし、2024年の春闘では約5%のベースアップがありました。

「転職」することはリスクがありますが、「転職活動」にはリスクがありません。

まずは行動することが大切です。

転職するか悩んでいる方は、転職エージェントに相談をして、今後のキャリアについて考えてみることをおすすめします。